2009年9月6日日曜日

上三原田001_地域文化を掘り起こし街を育てる

 この2日間で、タイトルの言葉を実感する経験を2つもさせていただきました。
 まず、9月5日に上三原田の廻り舞台を見学させて頂きました。地元の人々によって、守り伝えられてきた、まさに「地域の宝」でした。一緒に舞台の奈落から天井までご案内して頂いた地元の方は、ご説明の時に、顔が輝いていました。

 「カブキのカオリ」(http://blog.kabukinokaori.com/archives/cat_50017392.html)にも書かせて頂きましたが、私は大学一年生の時に演劇で裏方をしていました。稽古での役者への気遣いや、本番の転換の時の緊張感、そして芝居が終わった後にいつも役者から「本当に裏方をやって頂いたみなさんのおかげで良い舞台ができました」と感謝されたことを思い出しました。
 この経験なしに今の僕はないと思っています。同じような人間関係が地域の中で育まれているのだろうと、上三原田の地域をうらやましく思いました。

 そして、もう一つは、前日に七尾市で、地元の方々によるでか小屋という舞台を再生する会合に参加させていただきました(http://dekakoya.exblog.jp/)。七尾といえば、まちづくりの中でも地域密着型観光の先進地として、全国から視察が来る土地です。そこでも同じように、地域に昔から会った伝統芸能を再生させることが、街の誇りになり、ひいてはまちづくりにつながっていくという思いの人々がいました。

 21世紀の街づくりというのは、「経済発展によって文化事業を支える」のではなく、「文化を豊かにすることで、経済活動も発展する」というパラダイムシフトが起っているのではないかと、実感できるようになりました。現場に出るというのは、自らの思想の自信になっていくのだと、これからも「現場主義」を貫いていこうと思います。

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