2010年2月22日月曜日

平成21年度エリアマネジメント成果報告会

1.概要
・国交省土地・水資源局が平成19年度より推進するエリアマネジメント推進調査の3年目の報告会。
・今年度のテーマは、組織づくりと資金づくりについてのモデル構築
・座長:小林重敬先生(東京都市大学)
・コンサル:市浦ハウジング&プランニング
・参加者 150名程度
・プログラム
第1部 事例発表 6題発表
第2部 意見交換会

2.事例発表(第1部)
1)ひらかわマイバスの会
・360世帯の集落
・行政に頼らず、自分たちの地域でバス路線を考えることが一番大事。
2)盛岡まち並み研究会
・当初は、事務局(行政機関)に住民が頼りきりであったが、3年目より主体性が出始めた。
3)戸塚宿まちづくり拠点づくり
・事務局長が住職のため、哲学的にまちづくりを語る。
・住宅と仕事場以外のサードプレイス(cafe)をつくる
・地域の中に昔からの茶堂といって、旅人にお茶を出す公共空間があった。これを復活させる。
・競争ではなく、文化性の高さをビジネスにする。花見で宴会ではなく、桜や川を愛するという文化を発信する。
4)えんま通り復興まちづくり
・新工大(田口研)、早大(佐藤研)、アルセットががっぷり入る
・共同建替え事例あり
5)敦賀商工会
・UR
6)明野・パークプレイス街づくり協議会
・ディベロッパーによる宅地販売のためのエリアマネジメント
・2地域のエリアマネジメント組織の連携(公共施設の管理等、民間参入のビジネス規模となっていく)

3.意見交換会(第2部)
1)エリアマネジメントの定義
・行政ができないことを民間が行う
・行政は対象地区内を均一に事業することが前提
・特定地区の特性を活かしたまちづくりを行うには、民間が主体的に行う。
2)きっかけは3種類
・課題解決型(地域の課題をみんなで協力して解決する)
・地域資源活用型(地域の資源を活かしてまちづくりをしたい)
・新規価値創造型(省CO2をめざす都市をつくりたい)
3)組織づくり
・交響(様々な関心、様々な団体が響きあう)
・持続的な活動には2つの性格の組織の協力が必要。
  ア)具体的な活動をまとめて仕組む責任ある組織
  イ)テーマに響く人に幅広く参加してもらう組織
・一地域に一団体というのが、一番危ない。様々な組織が生まれてきて、ときどきに応じて関係性を持つことが望ましい。(重層化)
4)資金確保
・薄く広く資金確保を行うことが必要
・よって、「イ)テーマに響く人に幅広く参加してもらう組織」は重要。まちづくり活動費用や町会費等。最低限の活動のためには、老人から赤子まで一人当たり100円/年(4人世帯ならば400円/年)が閫値。また、地区内でのカード決済に際して、1%の手数料をカード会社より徴収する手法もある(丸の内エリマネの事例)
・本格的事業を行うには、2種類のお金の儲け方がある。
  ウ)志ある資金・・・海外ならばBID等。日本では丸亀商店街のような市民ファンド(年利6%程度で償還をしていく)。これならば、リスクを伴わないお金として動かすことができる。また、日本版BIDとしては、新橋のイタリア街がある。これは東京都都市ビジョンに定められた日本版BIDの活用事例第1号。
  エ)民間ビジネスの参入・・・人とカネとを外部から持ってこさせる。地域の拠点ならば広告収入等。エリアマネジメント広告推進委員会等を参照。

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