今週末は徳島に戻っていました。
結婚式やら、墓参りやら、友達との誤解を解くとか色々とやることはあったのですが、
高校時代の恩師、八木和彦先生の個展にあわせて帰省をしていました。
<徳島新聞の記事>
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/06/2010_127554427183.html
個展は徳島県文学書道館で開催されました。
八木先生といえば、ノスタルジーな絵画と、ドキュメンタリー作品で著名ですが、実は文学についても
素晴らしい作品があります。今回の個展では、絵画と文章とを同時に楽しめる素晴らしい展覧会となって
いました。
会期中には八木先生による作品解説が行われ、ご自身の人生を振り返りながら、作品とともにご自身が
どのように思考を深められ、それが作品に影響を与えてきたのかがよく分かりました。
八木先生は、高校時代の私に、自分のことをピーターパンだとおっしゃられたことがあります。
子どもの頃に戻りたいというお気持ちを作品に投影しているというお話だったと思います。
本当に大切なものが、どんどんとなくなっていく。。。くさっぱの小川はコンクリートで養生され、夕陽の商店街は
大手スーパーの影響で店をたたみ、深みのある木造の住宅が新素材に変わっていく。。。
目に見える世界だけでなく、ご自身もどんどん老けていく体(失礼!)と、社会的な責任の増加を感じられて
きたのでしょう。
高校時代の私には想像も出来ていなかった大人の気持を、先生は18歳の僕に話されていたのでした。
この度の講演会では、先生は「大切な思い出は遠い過去ではなく、今、自分の中にある」とおっしゃられました。
このお話を伺った時に、たまたま自分の後ろにあった絵と文を読みました。そこには、子どもと手をつないで
光の方へと歩いて行くご自身が描かれ、そこには「もうこれ以上、私には何もいらない」と書かれていました。
全てのつながりのなかに、この幸せがあるのだと先生は感謝されているのだと思います。
私もこのように生きたいと強く感じました。今回の展覧会では、絵と文章とが一体となることで、これまで
以上に八木先生の世界に入ることができました。
また、本日は音楽療法士・加太好晴さんが八木先生の世界観を音楽で表現されるという催しも開催されました。
http://artmusically.com/
富士山を静岡側からみるか、山梨側からみるか、形は違えど富士は富士。二人のテーマは完全に重なっており、
絵画・文章で表現するか、音楽で表現するか、そしてその3つが重なるとこれほどまで多くの人に届く力になる
のだと実感しました。上手に言葉にできないのがもどかしい。。。
私自身は、家族と共に会場に伺いましたので、音楽会の後にいつも言えない「ありがとう」を伝えました。
また、高校時代の八木先生の教え子たちが代を超えて集い、即興でビデオ撮影やカメラ撮影のお手伝いをしました。
八木先生と共に活動した大切な思い出を持った者同士、学生だった時代は違っても大切なものを共有している
ことが分かり、単純にこの世はすばらしいと思いました。大切なものが、こんな身近にあるのだと強く強く
感じた一日になりました。
八木和彦先生のHP (なんと、今回初めてお会いした八木先生の教え子が作成。こういうつながりに驚きます)
http://kazuhiko-yagi.com/
2010年6月6日日曜日
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