2010年12月30日木曜日

神戸20101230_アーバニティ

ひさびさに神戸で三日ほど過ごしました。やっぱり神戸はとてもアーバニティのある街だなと感じました。
琴の尾町で暮らしていた日々が懐かしい。。。(。-_-。)

今回はアーバニティを感じた風景をご紹介致します。




店舗併用の集合住宅




街並みの連続性




都市の広場




祝祭空間




都市の空壁




モザイク

2010年12月29日水曜日

神戸20101229_丸ビル?

年末を神戸ですごそうと昨日から三ノ宮にきています。
朝カフェしたくて、トゥアロードのあげはに向かう途中、丸ビル?をみつけました。





わかります!?
そう、道路をへだてて、ビルのファサードが丸を描いています。ビルのオーナーが同じ人で一体的な開発ができたのでしょうか。

区画整理などで、土地が分断されることもありますが、こういう建築のデザインも含めた提案をしていくなべきだと思いました。

2010年12月26日日曜日

渋谷20101226 素敵な外階段

子どもの城の横のビルの外階段。子どもの国より、子どもの国?





渋谷001_歩く人を引き込む丸み

今日はこれから先輩の結婚式二次会の準備のため、渋谷にきています。
宮益坂から表参道に向かう途中にmaturiteさんを発見





歩道から店舗に対して丸みのある壁面を設け、歩く人の視点を店内にむけます。そして、その先にはかわいらしい窓と素敵な雑貨。
ついつい、中に入ってしまうデザインです!

エリアマネジメント部門にて優秀賞を頂きました!

2010年12月に開催された区画整理フォーラム(主催:まちづくり区画整理協会)にて、勤め先(昭和株式会社)にて業務を担当する三郷インターA地区において取り組んできた、公民連携のまちづくり(エリアマネジメント)について発表をし、栄えある優秀賞を頂きました!

ますます、一生懸命にがんばって行きます。

2010年12月23日木曜日

ロンドン001_世界で一番有名な横断歩道

といえば、ロンドンはアビーロードスタジオ前にある、ビートルズのアルバムのジャケットになった横断歩道でしょう。

今朝の新聞に、アビーロードスタジオだけでなく、横断歩道についても歴史的景観に指定されたとの記事が!

横断歩道が歴史的景観に選ばれるのは最初で最後じゃないかな。



2010年11月7日日曜日

上三原田歌舞伎舞台の事前準備に参加してきました

久々の更新です!



昨日は、昨年に引き続き、上三原田歌舞伎舞台の事前準から参加をさせていただきました。
一年ぶりの渋川。利根川の上流に朝日に照らされ、赤橙色に輝く榛名山が私たちを歓迎してくれているよう。

一年ぶりに会う伝承委員の方々。「今年もきたんか」、「一緒にやろうな」、「今年もうちに泊まっていけよ」。温かい言葉に、心の奥底から、ぐっにこみあげえくるものがありました。

縄仕事や建て方も一年ぶり。去年も精一杯やっていたから、すぐに手が足が仕事を覚えていました。こうやって、少しずつ少しずつ、伝統文化というのは伝承されていくのだと感じました。

去年と違うのは、村の方々が自信を持ち始めたように感じられたこと。作業中の雑談でも、前回は町会の役員だからとか、なんで東京からわざわざと言う方も多くいらっしゃいましたが、今年はみんなやる気いっぱい。一生懸命修行していけよなんておっしゃる方もいて、地域に誇りが輝き始めたように思います。

私たち、よそものが、地域の方々の真意な姿勢に感動をし、それを広く伝えて行く。それが、地域の誇りを持続させるものにならないか。私たちも真剣に、メンバーの中で、出来ることを協力しながらやっていかないといけないと、身の引き締まる思いをしました。 

2010年9月15日水曜日

リビア大使館・ナショナルデー

今日はリビア大使館のナショナルデーにお招き頂きました。
800人程度参加し、長蛇の列が出来ました。
会場には、デビィ婦人や小池百合子さんがいらっしゃって、遠くから拝見しました。


リビアと言えば、カダフィ大佐を思い出します。会場にも写真が飾られていました。


というか印象が強すぎて、他のことを知らないと気付き、会場に着く前に急ぎ事前勉強をしました。
調べるとびっくり、直接民主主義を標榜する国のため建前上は議会が存在しないんだそうです。私は地域自治レベルでの直接民主主義を日本でも実現したいので、エリアマネジメントに非常に関心をもっているのですが、まさか国レベルでそういう大実験をしているとは。
もっと、リビアのことを知らないといけないと思いました。

あ、もちろん、料理もとても美味しかったです。
たくさん、おいしい料理がありましたが、やっぱりサフランライスと羊の煮込みが一番ですね。


で、なんで、このようなパーティに招待されたかというと、東京国際交流館時代にお世話になった留学生の方が大使館に勤められていたためです。本当に、こういうつながりってありがたいですね。商社にでも勤めないと、こういうとこに来れる機会ないですもんね。さすがに、まだビジネスにつなげる力はないけど、とても貴重な体験をさせていただきました。

2010年9月11日土曜日

黄金町エリアマネジメント/黄金町バザール・オープニング

昨日は、横浜の黄金町エリアマネジメントセンター主催の黄金町バザールのオープニングに参加してきました。
http://www.koganecho.net/

黄金町といえば、かっては神奈川県下随一の風俗街として有名な街でした。
私は行ったことがないのですが、西川口が安さなら、黄金町は質がウリであったと聞いたことがあります。
写真の左側が黄金町なのですが、ランドマークタワーからほんとすぐ近くに、こういう街がありました。



かつては高架下に、風俗店があったそうですが、京急が追い出して、二度と入られないようにフェンスを構築したそう。追い出された側は、周辺の店舗にうつり、歓楽街をつくりだしました。
それが、数年前に警察の一斉摘発により、風俗街がなくなりました。
でも、人の通りがなくなると、街はゴーストタウンになってしまいます。今も、多くのお店が閉まり、看板が名残を物語っています。また、京急の高架下がフェンスで囲まれているため、圧迫感のある街になっています。



2年前から、地元の人たちが行政と一緒になり、アートを主体とした街づくりに乗り出しました。
下の写真のように、アーティストのアトリエ進出に家賃を補助し、芸術の力で、面白い街をつくりだそうとしています。


例えば、この住宅はワークステーションという建築家ユニットが、かつての売春宿を貸しアトリエとしてリフォームしたもの。4、5人のユニットで借りる感じでしょうか。ニューヨークのSOHOのように、猥雑でスリルも感じるけど、なんだか完成が刺激される場所でした。


これは、ある芸術家の作品で、家の中から外まで、パイプだらけになっていました。中に居る人と外に居る人との音をつなぐ作品です。


傑作はこれ。階段広場でのインスタレーション。実は、この人、映像なんです。遠くから観た時、本当に人がいるように上手に大きさや動きを設計していました。


昨日は、建築家の西倉潔先生とそのスタッフの方々に、会場をご案内していただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。また、会場に行かれる際には、「新入社員の悲惨な一日」という西倉先生の事務所の舞台裏を描いた展示もありますので、ぜひ覗かれてみてくださいね。


2010年9月7日火曜日

群馬県渋川市上三原田歌舞伎舞台を舞台にした都市農村交流



本日(2010年9月7日)付けの読売新聞(群馬版)に、私も関わっている群馬県渋川市上三原田歌舞伎舞台を舞台にした、都市農村交流が記事になりました。

ウェブページ: http://bit.ly/9gGTZf

この活動は、NPO法人政策学校一新塾22期である私たちが、「異なる価値観が出会うと人は元気になる」をテーマに、地方の歌舞伎を舞台にした都市農村交流を行うチームを立ち上げ、卒塾後も活動を継続してきました。
  
文中では、一新塾のことや多くのOB, OGの皆様の協力がふれられていないため、映画監督が彗星のごとく現れたような書きぶりになっていますが、一新塾なしには私たちは上三原田の地域再生や日本の歌舞伎の再生につながる、今回の活動が出来るようになっ
たとは思えません。主体的市民としての姿勢を教えて頂いた一新塾と皆様に深く感謝しております。

また、都市農村交流や地域文化再構築といったテーマにご関心のある方がいらっしゃいましたら、私たちのミーティングにも参加していただき、ご助言いただければ幸いです。
文中にもありますが、11月に開催される上三原田歌舞伎舞台を一緒に盛り上げていくことに関心のある方がいましたら、ご紹介を頂けると幸いです。どうぞ、今後とも、よろしくお願いします。

(以下、本文)

歌舞伎軸に都市・農村交流、渋川・上三原田地区
撮影の映画監督・野田さん裏方参加、スタッフ募る

昨年11月、上三原田歌舞伎舞台のセリに乗る野田さん。女性が許されるのはまれだという(野田さん提供)
 渋川市の赤城山麓(ろく)、上三原田地区に伝わる歌舞伎舞台に魅せられた東京都の映画監督・野田香里さんが、集落の高齢化で継承が懸念される舞台操作を映像に残そうと、昨年から地区との交流を続けている。今年は、11月の舞台を前に、準備を手伝うスタッフを都内を中心に募集。「歌舞伎という文化を軸にした都市と農村の交流」を橋渡ししようと、準備を進めている。

 野田さんが上三原田地区を訪れたのは、みなかみ町の歌舞伎を撮影したドキュメンタリー映画を2008年に発表したのがきっかけだ。作品を見た関係者から「群馬なら、上三原田も撮るべきだ」と勧められた。

 「かやぶきの屋根が、かわいらしい」。昨年5月に初めて訪れた上三原田で目にした舞台の第一印象だ。国内最古の回り舞台として知られ、文政2年(1819年)に地元の大工が製作したとされ、セリ(小舞台)を上下させる「二重セリ」などの特徴から、国の重要有形民俗文化財となっている。集落の住人だけで舞台を操作するのが習わしだ。

 以来、上三原田を理解しようと、地元のバス旅行に参加したり、スタッフ数人とともに舞台を見学したりして交流を温めてきた。

 撮影しながら“手伝う”と言っても、都会からぽっと訪れた人間にできることはわずか。昨年の上演前日の11月21日。素人でも出来ることをしようと、目を着けたのが、セリに積もるようにこびり付いていたハトのフンだ。野田さんはスタッフと5人がかりで2時間も畳をこすり続け、きれいに仕上げた。

 無駄にはならなかった。本番当日、そのセリに乗ることを許されたのだ。「女で裏方を一緒にやったなんて、あんたが初めてだ」。最初に訪れてから半年を経て、上三原田に受け入れられた瞬間だった。

 舞台操作伝承委員長の須藤明義さん(71)は「野田さんだからこそ認めた。関心をもって映像に残してくれるのならうれしい」と話す。

 上三原田の集落は約180世帯。舞台操作には80人の手を要し、野田さんは昨年、「あと20人いたら助かる」と言われた。今年11月の上演を一緒に手伝う仲間を募るため、上三原田で撮影した映像を8月に東京・原宿で上映。満席を超える約40人が集まり、10人程が参加を希望している。

 野田さんは「店先で突然、お茶や漬物を頂いたり。ささいな出来事にも、都会と違うことがたくさんある」と話す。古き伝統歌舞伎と、新たな人の交わり。野田さんの脳裏には、早くもそんな映像が流れている。

201097  読売新聞) 


2010年8月25日水曜日

介護・安否確認付きの高齢者住宅60万戸整備へ 国交省

国土交通省は、介護や安否確認などのサービスが付いた高齢者向け賃貸住宅を、今後10年間で60万戸を目標に整備する方針を固めた。良質な住宅に国が「お墨付き」を与え、融資や補助で建設を後押しする。高齢者が増えて福祉施設で対応しきれない事態に備え、専用住宅の整備を急ぐ。
 国交省と厚生労働省が連携し、介助が必要なお年寄りでも安心して暮らせる優良な高齢者住宅の基準をつくる。手すりやバリアフリーに配慮した設計で、介護などのサービスの質が保証された高齢者住宅を建てる民間事業者に対し、手厚い支援を行う。
 支援の柱は低利融資と補助金だ。優良な高齢者住宅を建てる事業者は、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)から長期で低金利のお金を借りられるほか、1戸当たり100万円の建設向け補助金を受けられるようにする。初年度となる来年度は、数万戸の整備を想定し、数百億円を概算要求に盛り込む見通しだ。
 入居者は、介護保険制度に基づく在宅介護や、一人暮らしのお年寄りの安否確認、食事や家事などを希望に応じて選べるようにする方向。家賃はサービスによって異なってくるが、月収20万円台の厚生年金で暮らす元会社員など、中堅所得層でも無理なく入居できるようにする。
 国交省によると、2008年度末時点の高齢者向け住宅は約8万5千戸。前原誠司国交相と長妻昭厚労相が昨秋、高齢者住宅の整備を進めることで合意し、両省が検討を重ねてきた。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計だと、世帯主が75歳以上の世帯数は今後10年間で約250万増える見通しで、特別養護老人ホームの入所待ちは現時点ですでに約42万人。大都市部を中心に、介護が必要になっても福祉施設に入れないお年寄りが急増する恐れがあるが、高額な一時金が必要な有料老人ホームに入れる人も限られる。このため、民間による住宅整備を後押しし、比較的軽い介助で生活でき、一定の所得がある人の住まいの確保を目指す。
(朝日新聞 2010年8月25日 鳴澤大、友野賀世)

2010年8月23日月曜日

赤岡002_絵金祭りを楽しんできました!

いまさらの更新ですが、2010年7月20日に、高知県赤岡町(現香南市)の絵金祭りに行ってきました。
赤岡といえば、絵金の描いたおどろおどろしい歌舞伎絵を活用したまちづくりで有名です。
そして、歌舞伎絵だけでなく、実際に歌舞伎を演じようと地元の方々が団結をして、今年で芝居は第18回目! 歌舞伎を演じるために地域には新しく弁天座も建立されました。
上から与えられる箱ものではなく、地域住民が本当に必要とする地域公共施設をつくっていく素晴らしい事例だと思います。


演目は櫓のお七。恋の情熱で、御法度の火の見櫓を叩いてしまうお七。
降りしきる牡丹でしょうか、雪の演出とお七の情熱を表現したような
紅色の着物との色彩の対比が非常に鮮やかでした。


話は前後してしまいますが、このお芝居は、お七が心を決して櫓を
叩くまでの葛藤をとても面白く表現していることで有名です。
お七の背に裃が廻ってきます。


やがて、お七は人形浄瑠璃の人形のように、意のままに操られてしまい
ます。


裃と黒子とが支えて、空に舞い上がる芸。拍手喝采でした。


次第と着物の色が濃くなり、お七の情が昂る様子が伝わってきます。


櫓を叩くか! という瞬間、とても高知らしい演出が。
なんと、観客席から、ビールの差し入れが!




お七だけでなく、裃も飲んでいます(笑)



そして、婆やも(笑)この外し方には、地歌舞伎特有の味がありますねー。




当日の様子は、youtubeでも公開されているようです。ぜひ、みてみてくださいね。
http://www.youtube.com/watch?v=z0me_HK-UZ0

2010年8月21日土曜日

紅白菓子

友人の息子が生まれたお祝いのお返しに、お菓子を頂きました。
感謝の言葉とともに残暑見舞いも添えられており、この辺のマメさ
は友人ながら、すばらしい夫婦だと思う。

ちなみに、別のブログで紹介をさせていただいたけども、私は夫婦の
結婚式の2次会の幹事をさせていただいた縁があります。
http://ameblo.jp/kominkan/entry-10174961241.html


とよす製菓の米菓で、中は空洞で、舌で強く押すと弾けるような食感です。
http://www.toyosu.co.jp/



って、この文章をいつか息子さんが、自分の名前なんかを検索して、
上位に出てきたら面白いなぁ、なんて思いながら書いています。

日野弘基くんへ

多田豊より

2010年8月1日日曜日

ミニシアターイベント満員御礼

今日は、原宿の映画館をかしきって、群馬県上三原田歌舞伎舞台を応援するイベントを開催しました。

来客30名との出会い、学生インターンから若いやる気をもらいました。

僕はインターンの対応と、現場監督をさせていただきました。会社だと下っ端なので指示を出すことはないのですが、久々に指揮者をすると性にあってるというか、一つの目的を達成するために協力しあう時間が本当に大好きなんだと改めて実感しました。

また、やりたいです。

●カブキのカオリ     http://blog.kabukinokaori.com




2010年6月22日火曜日

神保町001_鳴門の画家たち展ーベニウズの3人 (共立女子中学高等学校)

神保町にある共立女子学園にて、「鳴門の画家たち展-ベニウズの三人-」が開催されます。
ベニウズとは、徳島県の鳴門地域にて、戦後すぐより発会した美術家のグループです。津田秀穂先生を精神的な支柱として、郷土に根ざし、中央画壇とは一線を介し、利己心や世俗的な名誉心にとらわれない真に芸術を求めたグループです。
現在も、多くの画家の皆様が活躍をされています。

今回の展覧会では、私の高校時代の恩師である八木和彦先生の作品も展示されるようです。私の会社は半蔵門ですから、会社のすぐ近くで八木先生の作品に出会えるというとても幸せな機会に恵まれることになります。

場所:共立女子学園図書館(4号館) 1階展示室
日時:2010年6月19日〜12月18日
  (日曜・祝日及び7月20日~8月31日は閉館)
会費:無料
共立女子学園HP:
http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/hus/chugaku/201006112/3520100611111723_1.html

八木和彦先生HP:
http://kazuhiko-yagi.com/gallery/

2010年6月21日月曜日

高松002_ジョージ中島記念館で学んだこと(1)

先週末は四国への帰省にあわせて、香川県にあるジョージ中島記念館を訪れていました。
ジョージ中島といえば、アームチェアという程度の知識しかなかったのですが、事務局のTさんが
とても丁寧にジョージ中島の思想や、技術をお話ししていただき、とても勉強になりました。

お話を伺いながら、メモをしたことをまとめ返すために、少しずつブログにアップしていきたいと思っています。





これは、木を乾かすというお話をスケッチしたものです。

木材を垂直に立てて、乾燥させている横でジョージ中島が笑っている写真が、館内にあったと思います。この写真のように、木材は樹木として成長していた時と同じように、根を下にして立てて乾かすのが一番乾燥のさせ方として良いのだそうです。しかしながら、実際には、地震・事故の危険性から、横に寝かして乾燥させることが一般的だとおっしゃっていました。


また、面白かったのが10年も乾燥させた木でも、鉋で一枚削ると、木は呼吸を始め、くるうこともあるとの話です。それほどまでに、無垢は難しいのだなと感じ入った次第です。

2010年6月15日火曜日

『地区住民評議会』届きました

『地区住民評議会』届きました。
著者の一人である佐藤則夫先生の奥様と、先日たまたまお会いし、コンサルタントの生き方の指針にとすすめられました。
今日から、ゆっくりと楽しみます。

2010年6月12日土曜日

今日は、さいたま生活文化・地域協同研究会の総会に参加してきました。
仕事で食育について調べている時に、片野親義さんに菊池陽子さんを紹介して頂き、
これは本物だと思い、昨年9月に入会をしました。

今日は、議事に先立ち、代表の菊池陽子さんより、1991年の設立当時の
お話を伺いました。設立の頃、生協法にも社会教育法にも出てくる「生活文化」という
言葉が気になり、その意味は何かを仲間達と問い合ったとのこと。
ここで、昭和16年に発刊された『婦人公論』に三木清氏(哲学者)が記した
「日常の暮らしそのものが生活文化」という概念が腑に落ちたとのお話がありました。
そして、こういうことを数人の仲間だけで楽しんでもしかたないと、地域協同という
方法に至ったとのことです。

この命名の理由には、まちづくりとは何かを考える時に、随分学ぶものが多くあると
思います。生活文化を向上させるとは「暮らしの質を向上させる」ことであり、
このことに誰も反対する人はいないと思います。今日的に言い換えると、
きちんとした介護が受けられることや、不条理な労働につかされないこと、
安全な野菜を見分けるリテラシーを得る環境があること等が生活文化の向上かと思います。
まちづくりは広く万人の幸福を願うものですから、反対者がでないテーマが一番
良いと思います。こうしたので近年多いのが、街中を流れる川をきれいにしよう、
川が汚くなったのは市民が街に関心がなくなったからで、川がきれいになる過程を
通じてまちへの関心を取り戻そうという川まちづくり運動があります。石川県七尾の
中心市街地が有名かと思います。

そして、次に重要だと思ったのは、地域と協同でという考え方です。
ここで地域とは、誰にでも開く(オープン)ととらえていいかと思います。
生活文化を向上させるといっても、個人の利益にのみ関心があるのならば、
友人同士で楽しく、情報交換をするだけでもいいのではないかと思うのです。
何が違うのかを考えた時に、社会性・公共性を持って活動をするという意思
だと思いました。オープンにすると、異なる意見をもった人が入ってきます。
これをよしとし、万人の幸福につながる活動をするという意思だと思います。
まちづくりを仕事にしていると、一部地権者の利権に絡んでいたりとそういう面も
みることがあります。だいたい、そういうまちづくり団体は、排他的なコミュニティ
になっていることを思い出します。

そして、20周年を記念して佐藤一子先生による「イタリアの非営利セクターと
地域創造」と題する講演も拝聴しました。
懇親会の席で、旦那様が私と同業であったと伺い、また、周りの方々からもその
仕事の凄さ、理想論だけでなく、物事を実現していくことを主義としていたこと
等のエピソードを伺いました。

私は、都市計画コンサルタントになって1年余り、社会教育で学んだ民主主義や
基本的人権の尊重といった考え方に基づいた都市計画を取り戻すと意気込むものの、
嫌なこともやることが多々あり、理想を掲げて野たれ死ぬのもと思うこともありました。
まちづくりは地域と関わりますので、嫌が上でも清濁を合わせ飲みます。これは、
オープンにどんどん、飲めば良い。その上で生活文化の向上に結びつくもの以外は
吐き出すことが私の仕事ではないかと、今日の総会を通じて思うようになりました。

2010年6月7日月曜日

高松001_中村谷さん(家具店)

ゴールデンウィークに、高松の老舗家具店・中村谷さんを訪ねていました。
HIPというNPOの活動で、中村谷威之さんとお会いし、せっかくなので
訪ねてみようということに。

高松市美術館のすぐ裏。かなり素敵な外観。曲線がたまりません。


店内もかなりお洒落。四国とは思えないなんて言い方は大変失礼ですが、
ここまでのお店はちょっとないかも。















ミッドセンチュリーも豊富な品揃えです。香川県だけに、イサムノグチも
そろっています。


素敵な点が二つ。

1.あれ、と思うぐらい安いこと。
東京で買うと1200円はするすてきなハンカチが500円だったりとか。
キャンドルとかグラスとか小物が驚く値段です。

2.造作のレベルが高い。父が建築をやっているもので、あわせて紹介を
したのですが、値段にあわせながらも、腕の良い仕事をしてくれることに
感動をしていました。

株式会社 中村谷
〒760-0028高松市鍛冶屋町1-10
TEL:087-851-2232 / FAX:087-851-2239
http://www.nakamuraya-co.jp

2010年6月6日日曜日

徳島003_八木和彦先生の個展(徳島県文学書道館)

今週末は徳島に戻っていました。
結婚式やら、墓参りやら、友達との誤解を解くとか色々とやることはあったのですが、
高校時代の恩師、八木和彦先生の個展にあわせて帰省をしていました。

<徳島新聞の記事>
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/06/2010_127554427183.html

個展は徳島県文学書道館で開催されました。
八木先生といえば、ノスタルジーな絵画と、ドキュメンタリー作品で著名ですが、実は文学についても
素晴らしい作品があります。今回の個展では、絵画と文章とを同時に楽しめる素晴らしい展覧会となって
いました。

会期中には八木先生による作品解説が行われ、ご自身の人生を振り返りながら、作品とともにご自身が
どのように思考を深められ、それが作品に影響を与えてきたのかがよく分かりました。

八木先生は、高校時代の私に、自分のことをピーターパンだとおっしゃられたことがあります。
子どもの頃に戻りたいというお気持ちを作品に投影しているというお話だったと思います。
本当に大切なものが、どんどんとなくなっていく。。。くさっぱの小川はコンクリートで養生され、夕陽の商店街は
大手スーパーの影響で店をたたみ、深みのある木造の住宅が新素材に変わっていく。。。
目に見える世界だけでなく、ご自身もどんどん老けていく体(失礼!)と、社会的な責任の増加を感じられて
きたのでしょう。
高校時代の私には想像も出来ていなかった大人の気持を、先生は18歳の僕に話されていたのでした。

この度の講演会では、先生は「大切な思い出は遠い過去ではなく、今、自分の中にある」とおっしゃられました。
このお話を伺った時に、たまたま自分の後ろにあった絵と文を読みました。そこには、子どもと手をつないで
光の方へと歩いて行くご自身が描かれ、そこには「もうこれ以上、私には何もいらない」と書かれていました。
全てのつながりのなかに、この幸せがあるのだと先生は感謝されているのだと思います。
私もこのように生きたいと強く感じました。今回の展覧会では、絵と文章とが一体となることで、これまで
以上に八木先生の世界に入ることができました。

また、本日は音楽療法士・加太好晴さんが八木先生の世界観を音楽で表現されるという催しも開催されました。
http://artmusically.com/
富士山を静岡側からみるか、山梨側からみるか、形は違えど富士は富士。二人のテーマは完全に重なっており、
絵画・文章で表現するか、音楽で表現するか、そしてその3つが重なるとこれほどまで多くの人に届く力になる
のだと実感しました。上手に言葉にできないのがもどかしい。。。

私自身は、家族と共に会場に伺いましたので、音楽会の後にいつも言えない「ありがとう」を伝えました。
また、高校時代の八木先生の教え子たちが代を超えて集い、即興でビデオ撮影やカメラ撮影のお手伝いをしました。
八木先生と共に活動した大切な思い出を持った者同士、学生だった時代は違っても大切なものを共有している
ことが分かり、単純にこの世はすばらしいと思いました。大切なものが、こんな身近にあるのだと強く強く
感じた一日になりました。

八木和彦先生のHP (なんと、今回初めてお会いした八木先生の教え子が作成。こういうつながりに驚きます)
http://kazuhiko-yagi.com/

2010年5月30日日曜日

まちづくりはゴミ拾いから

ひさびさの更新です。ごぶさたしておりました。
4月、5月とコンサル業はコンペの時期で、忙しい日々を過ごしていました。
いろいろと書きたいネタもあったのですが、少しブログから離れてしまっていました。
改めてブログを更新していきますので、これからもお読みいただければ幸いです。

今日は、町内会のゴミひろいに参加してきました。
集合場所までいく道中、道をみていてもゴミなんかおちていないと思っていたら。。。
実際に草むらなんかをよくみると、すいがらや空き缶、漫画、傘まで。。。
植物がいろいろなものをかくしてくれているのだと改めて気付きました。

みんなで協力してゴミ拾いをするのって、気持ちいいんだーと実感しました。
まちづくりはゴミ拾いからと、大学時代の先生に教わったことがありますが、その通りだと思いました。

2010年5月7日金曜日

赤岡町001_の~びやかなまちづくり

政策学校一新塾の講義に、延藤安弘先生がおいでた時、「赤岡のまちづくり」のお話を伺いました。
ちょうど、この頃は社会人一年生。
大学時代に学んだまちづくりとは、地元の方が自分たちの生活を良くするために、自分たちで活動をすること。
でも、実際にまちづくりコンサルになると、お客様はすべて行政。そして、行政のまちづくり課も、実態は
単なる土木事業にまちづくりという言葉を糖衣させているという実態も見え始めたころでした。

遠藤先生に質問をしたくてしたくて、講義に参加しました。「まちづくりコンサルは必要なのでしょうか?」
自分がやっている仕事は何なのか、遠藤先生のような本当に住民の方々と一緒に活動をしている人と比べた時に
その差は歴然としていました。
遠藤先生からは色々と励まして頂きましたが、一番心に残っているのが「落とし所を外れるまちづくりが一番」
との言葉でした。

そう、コンサルは会議の前に落とし所をつくり、上手にそこに議論を集約させていきます。これがコンサルの
職能です。でも、それが外れて、とんでもない方向に行ってしまわないと面白くないとおっしゃられて、
気が楽になったのを覚えています。

赤岡町を歩きながらそんなやりとりを思い出しました。
赤岡の街は、本当にのびやか。背伸びをせず、出迎えて頂く方々も「のびやか」でした。
行政主導のまちづくりは形は奇麗、システムもばつぐんなのですが、関わっている方々が今一つ覇気がないというか
そんな感じがあります。本当のまちづくりは、方意地はらずに、居心地がいいものです。

2010年4月10日土曜日

HIP飲みに参加していました!

昨晩は、東京さぬき倶楽部で開かれたHIP飲みに参加していました。
HIPとは、Home Island Projectの略で、四国を愛する人たちの集まりです。

会社を出る頃から、歳柄になく緊張し始め、胸がドキドキしていました。

東京に出て10年目。なぜか、四国の人たちと関わりがありませんでした。
本当にたまたまだと思うけど、本当にあまりなかった。
徳島に帰省する度に、どんどん友達が少なくなっていってました。正直、帰省しても
寂しいって思ってました。
また、仕事で地域おこしを担当しているのに、地元のために何もしていない自分に
「本当にそれでいいの?」って、いつも考えていました。

高校時代、変った子だったから、保守的な田舎で生きていけないと思って、何が何でも
東京に出たかった。
昨日、集まっていた人たちもそうなのかな? みんな、海外勤務や、アーティスト、
歌手にコンサルタントと、なんだか四国っぽくない人たちばっか。

でも、会場は漆塗りのテーブルに座布団、そして瓶ビールと、なんだか「法事」の後の
宴会の雰囲気。すごく田舎っぽいんだけど、なんだか体が覚えている、この感覚。
ちょっと懐かしかった。



話が全くそれましたが、HIPとは今後も関わらせて頂きたいと思っています。
阿波踊りや、木船再生プロジェクトなど、おもしろそうな活動めじろおし。
四国を愛する人たちとの関わりを深めていきたいと思っています。

2010年4月1日木曜日

地域主体によるデザインコントロールの実態と影響力に関する研究

地域主体によるデザインコントロールの実態と影響力に関する研究
~銀座デザイン協議会を対象にして~
竹沢えり子(東工大院)、中井検裕(東工大教授)
日本建築学会計画系論文集 第75巻 第649号 p.625-633 2010年3月

商業地におけるエリアマネジメントの一環として、まちづくりルールの運用がある。論文の序章で記されているように、まちづくりルールの制定時には積極的な住民参加があっても、その運用は行政に委ねられる場合が多い。一つは公共性の担保という面であろうし、もう一面として公共的な事務局を民の側が運営をしていけないという現実問題もあろう。
本論では、日本一の商店街である銀座を対象に、どのようにまちづくりルールが運用されているのか、非公開の内部資料を本に明らかにしたものであり、この点に高い価値がある。
事務局は、銀座エリアをまとめる全銀座会会員の会費のみで運用されており、自治体から財政的援助も人的援助も受けていない。また、それだけでなく、まちづくりルールの評価について、専門家をアドヴァイザーとして契約を結んでいる。銀座の大旦那や地権者という豊富な財力がそれを可能にしているのだろうと論文には書かれていないが創造が膨らむ。また、同じく銀座で商売をやっていくのならば、事前に建築計画を大旦那や地権者にみせておくこともやぶさかではないだろう。人間的にも優れた人物が多いであろうと思う。
また、雑誌等で有名になっているが「銀座デザインルール」は、明確な数値ではなく、「銀座らしさ」とは何かを問われる内容になっている。事業者側はこれにどのように応えるかが問われる。まちづくりルールとは、ある種の哲学問答であるべきであろう。できれば、これが公開で行われることが望ましいと思う。

2010年3月30日火曜日

佐渡001_ネスパス館長の壮行会

今日は原宿にある新潟アンテナショップの館長の送別会に参加していました。限定10人の贅沢な席。名だたる方々と御一緒させて頂きました。

館長は一新塾で佐渡再生プロジェクトを立ち上げられ活動してきました。今日はその他に、佐渡に関わる方々が集まり、自己紹介では佐渡への思い、佐渡への提案がなされました。

自分の生まれた地域に何かできないか。愛郷心を引き出すこともまちづくりにとってとても大切なことなのでしょう。

館長はこの春から新潟に戻られます。東京に何十人もの応援団をつくって。必ずこの人脈が力になってくれるはずです。今後の御活躍を期待しています!





2010年3月29日月曜日

自由とは

「自由」を口にする人ほど、その人生は不自由で、心から自由を求めているんだという話を子どもの時に聞いていた。
この一ヶ月、自分自身、よく「自由になりたい」と考えていたのですが、昨日、友達の前で初めて口に出せました。

まずは会社からの自由。これは、憲法22条の居住・移転及び職業選択の自由をいかに自分自身が体現させるかという
ことだと思う。故郷で錦を揚げるか、生涯を関東で暮らすか、いつか選択をする時が来ると思う。もちろん、将来の
配偶者の意見は重要で、8割はそこによるだろう。自分の性格からして。ただ、その時に、自分の職業能力によって、
選択肢が失われることは避けたい。関東でなら生きていけるが、地方で生きていくための術を持っていない自分に気づき、
平成22年度中に情報収集と資格確保に動く予定。

どんな方向に進んでも、集会・結社の自由だけは死守したい。別にも組合運動とかではなくて、昨日みたいに、友人達と
飲み集まる雰囲気。昨日は、友人の一人がSF新人賞をとってお祝いだったんだけども、みんなそれをネタに集まった感じ。
何を飲んでも良いし、何を食べても良い。誰と話しても、もちろん話さなくても良い。東京国際交流館の友人たちと集まると、
本当に気が楽だ。村上龍氏の『半島を出よ』のラストシーンに近いと思っている。その場にいるのか、何をするのか、決める
のは自分自身でいいという雰囲気。

SF新人賞 http://www.sfwj.or.jp/sinjin.html

ちなみに火鍋にがんばりやさんの女の子といくと、辛いのに辛くないと言って唐辛子を足したりとか、発汗作用を抑えて
冷静を保ったりとか、すごい技を出すことを発見。僕には辛すぎて味がしなかった。昔、中国人の友人が刺身は醤油の味しか
しないと言っていたが、反対に僕には火鍋には唐辛子の出汁は感じられないのだろう。味覚だけは自由になれない。





木造専用住宅のストックと除却の動向に関する研究〜大阪3地域の木造船用住宅によるケーススタディ〜

木造専用住宅のストックと除却の動向に関する研究〜大阪3地域の木造船用住宅によるケーススタディ〜
堤洋樹(九州共立大准教授)、小松幸夫(早大教授)、李祥準(早大助手)、平井建嗣(早大院)
日本建築学会計画系論文集、第75巻、第649号、p.695-700、2010年3月

建築基準法を始め、建築の世界は「新築」が前提にある。私の学生時代には設計課題等で、
新築以外の提案は考えにくかった。しかし、今では卒業設計展等に行くと、リフォームや、
都市ビルの用途転用(コンバージョン)、団地リノベーション等の提案が多くある。

実務をやり始めてからは、都市部にある木造密集地域等をそのまま活かそうという考え方は、
民間デベロッパーだけでなく、行政にも少ないということが分かった。木造密集地域等と指定され、
都市環境の改善のために、段階的な建替えや道路拡張が行われる。民間が開発をしてくれれば、
行政のお金も出ないので恩の字といった感じか。

さて、こうした知識をもってこの論考をみる。同論文は、大阪の大阪市中央区、東淀川区、そして
枚方市の木造専用住宅のストックと除却数の推移を、2030年まで予測したものである。
予想通りの結果で、都市部にあるほど木造専用住宅のストックも除却数も大きくなり、郊外に行くほど、
これらが残るという結論である。

私が気になるのは、より都市計画的な視点が論考の中に必要ではないかということだ。
まず、用途地域の割合が違う。都市部では、住居地域であったも第1種中高層等で容積率も300や400
が与えられている場合が多い。こうした場所だと、敷地規模さえ大きくすれば大型マンションが建設できる
ので、木造専用住宅の買収に走るだろう。

また、対象とする木造専用住宅が都市部と郊外では性格が全くことなる。郊外では、第1種住居で容積率は
200とかのため、木造専用住宅で心地よい暮らしがおくれる。反対に、都市部にある木造専用住宅のいくらかは、
木造密集地域に指定されているだろう。これをストックとみるかどうかも、研究者として応えなければいけない
点ではないかと思う。

2010年3月26日金曜日

サテライト型特別養護老人ホームの運営実態と入居者への効果に関する研究

サテライト型特別養護老人ホームの運営実態と入居者への効果に関する研究
山口健太郎(近大講師・博工)、井上由起子(時樹立保健医療科学院・博工)
日本建築学会計画系論文集、第75巻、第649号、559-568、2010年3月

 サテライト型特別養護老人ホームとは、「主に郊外の大規模施設(本体施設)から定員の一部を割くかたちで建設された地域密着型特養」と定義される。この運営実態と、入居者に対する地域居住の効果について明らかとすることが本論文の目的にあげられている。研究対象として、2005年度に構造改革特区として申請された9事例に対し、アンケート及びヒアリングが行われている。
 運営実態についてはここでは省き、入居者に対する地域居住の効果についてみてみたい。
 本体施設の利用者の従前居住地は同一市町村を超えて35km以上に及ぶ場合もあるのに対し、サテライト施設では同一市町村に限られていることが明らかにされた。6km以内の人が81.6%となっている。ここで、本体施設では平均3.1回/月(10日に1回)であるのに対し、サテライト施設では6.5回/月(3,4日に1回)と倍以上になっている。距離の近接によって、家族の訪問回数が増加したと推察されている。
 また、滞在時間についてもサテライト施設の方が長くなっている。これは個室化の影響ととらえられている。本論では、4人部屋の本体施設から個室のサテライト施設へ移動した際の、平面図と家具等の配置を記録し、また入居者及び家族にヒアリングを行っている。その結果、個室内で、家族がソファで休憩をしたり、排泄介助、好きな歌を一緒に歌う、宿泊、小さな子どもを連れていく、仕事をする、裁縫、筆記の訓練等、行為の多様化を認めている。

2010年3月25日木曜日

公立小学校廃校の要因とその課題に関する研究

公立小学校廃校の要因とその課題に関する研究
藤野哲生氏(東工大院) 藍澤宏教授(東工大) 菅原麻衣子助教(東工大教育環境創造研究センター)

とても知的な論考を拝読させていただいたという感想。
近年の小学校の廃校に伴って、施設のリノベーション提案が多数なされてきている。こうした提案は社会要請に応えるという点で価値はあるのだが、廃校になることが本当に正しいのかという価値観に対しては応えられていない場合が多い。本稿は事後対処的な研究が多く、根本的な価値観を問う非常に視座の高い論文である。
本稿の基本的な視座は、前文に「児童の地域的な教育の側面や地域の将来を考慮すると、廃校は十分に検討し、できる限り避けなければならない」、「(廃校の)利活用を検討することは地域の維持・活性化において重要であるが、それと並行し、廃坑を前提とせずに、その存続の方法を探る」という文に強く表現されている。
本稿では、1823市区町村を、都道府県別に1/2ずつ無作為抽出し、当該自治体の教育委員会にアンケートを送付している。教育委員会が回答しているということを前提に、データとその解読をしていく必要があります。

本稿で明らかとされた点は次の通りです。
(1)廃校の発生要因
一般的に平均児童数の減少との関連が考えられるが、その他の点として、財政力指数の低い市町村で廃校が進んでいることを証明している。
(2)廃校の発案者とその理由
廃校の発案者は、教育委員会単独が約51%(※1)、教育委員会を含む行政機関(8%)、行政機関と保護者・地域住民(22%)、保護者・地域住民のみ(19%)の4種類に整理されている。
廃校の理由としては、いずれも集団学習の困難化が第一要因となっている。ただし、保護者・地域住民では学級の児童数15人程度から廃校が発生しているが、教育委員会単独型では学級の児童数15人程度から廃校が発生していることを明らかとしている。また、教育委員会を含む行政機関では施設不良を理由とする廃校が増えることを明らかにしている。これらの点については鋭い論究をさけているが、データとして非常に興味深いものである。
(3)都市農村の差異
都市部では農村部より児童数が多くとも廃校になる傾向が明らかとされ、これは農村部では廃校跡の統合先への通学の困難性に起因するとの分析がなされている。
(4)休校・分校化による廃校の回避について
小学校存続の一手段として休校・分校化が提案されている。
なお、休校・分校化の期間は、自治体によって5年以内に廃校に変わるものと、10年以上継続するものとに分かれているとの分析がなされている。乱暴に解釈すれば、5年以内に廃校に変わる自治体は、廃校を目的に休校・分校化をしており、10年以上継続するものは将来の可能性を保持しているということでしょうか。

※1 教育委員会へのアンケートのため他機関への配慮もあり数値が高いのかどうかは不明

2010年3月24日水曜日

論文001_無配偶者の住宅所有形態に関する国際比較

無配偶者の住宅所有形態に関する国際比較
川田美穂子氏(神戸大博士課程)、平山洋介教授(神戸大・学博)
日本建築学会計画系論文集 第75巻 第649号 681-687 2010年3月

この研究は、これまで女性の配偶関係と住宅所有、中高年未婚者の住宅条件等について研究を積み重ねてこられた両氏の最新の論文です。欧州7カ国と日本の無配偶者の住宅所有形態についてマクロな視点から現状把握を行っています。

データとしては、住宅所有形態について、①独立して持ち家、②親と同居して持ち家、③民間の借家、④公的な借家に分類したデータが最も価値があります。
この分析から日本の特徴として、
1)日本の無配偶者の住宅所有形態は「②親と同居して持ち家」が相対的に高い
2)無配偶者が親から独立する場合は、「③民間の借家」を選択
3)無配偶者の男女差が小さい。
という結論を導き出しています。

こんなの当たり前と思うことが、日本の特徴だと明らかにされ、正直驚きました。例えばイギリス、デンマーク、フランス、スェーデン等では母子世帯に対する公的な借家の供給量が多いため、「④公的な借家」の割合が多い等、日本とは住宅政策の考え方が違うのだなと改めて考えさせられる論文でした。

今後は、データとしては男女比だけでなく、年齢別、年収別のクロスの分析もみてみたいのと、アメリカ、東アジア等との比較研究も可能性があるのではないかと思います。

2010年3月23日火曜日

M地区_まちづくりは3歩進んで2歩戻る?

今日はM地区のまちづくりミーティングでファシリテータをさせていただきました。
「町会の再編とまちづくり組織の設立」いうとんでもなく、大変なテーマを扱わせていただいたおります。

合意を図りつつ、攻めるべきとこは攻めないと、検討したねで終わってしまうので、今日は攻めました。
前回、素晴らしいミーティングができたので、今日もと期待したのですが、前回3歩進んだら、
今日は2歩戻ってしまった感じです。詳しく書けないのですが、要因としては、

前回はだれもが詳しい議題だった。今回は、誰もがはっきりと分からない問題を扱った。

ということにあるのかと思います。もっともっと時間をかけて共通認識を図ることが必要だと感じました。
また、コンサル側が日程を誘導しようとしたところも、反省です。。。

しかし、僕らも矛盾がありまして、コンサルタントフィーというのは結構高いものなんです。出来るだけ、
回数を少なくしてあげたいと思うから、少し飛ばして議論できないかとも思う。でも、結局は急がば廻れ。
基礎をつみあげることが大事なんですね。2歩もどってそのことに気づきました。

一歩でも進めば、大成功という気持ちでがんばっていきます。

2010年3月21日日曜日

土地家屋調査士試験の猛勉強

コンサル業は三末の〆切が多く、どうしてもこの時期は残業が多くなります。
なんとか、仕事も終わりがみえ、この三連休は出社しないですみました。
同僚達の何名かは今日も出勤していますが。

この三連休は、土地家屋調査士試験の猛勉強に当てることにしました。
めざせ、一年目一発合格というなめた目標に向かい、目下勉強中。

大学院時代は学問を優先して資格を非常に軽視してきたのですが、
社会人になった今、そうも言っていられません。昨年の技術士補の合格を
きっかけに、テスト対策のコツをつかみました。

それは、「過去問10回」!!!

ほとんどの試験は、これで8割の得点を稼げます。たぶん、そういう風に
試験問題ってできているのかなって思います。

あぁ、こういうことが高校生の時に分かっていたらなぁ。
当時は割り切ってテストにでるとこだけ勉強するという頭になれず、
あらゆるものを全て覚えたい、理解したいと考えて挫折する日々でした。
しかも、できれば1、2日で全部覚えたいとか思っていたから、そりゃ無理
ですわな。用量悪い子でした。

詳細は分からなくても、全体を把握する。
詳細はゆっくりつめていく。
半年くらいかけて準備する。

こういう試験勉強法って、仕事でほとんど自分の時間がない中で必然的に
身に付いたもの。学生時代は暇だったのかな。いくらでも時間があると
思って後回しにしていたなぁと思います。

さぁ、もう一がんばりします。

2010年3月19日金曜日

横須賀001_文化遺産編の市史発刊

学部時代は日大の藤谷研で、近代建築を実測調査していました。
その一環で、横須賀の近代住宅も実測調査をしました。小屋裏に入って、
棟板を見たり、屋根構造を実測したりと懐かしい思い出です。

この度、その結果が、『新横須賀市史 別冊 文化遺産編』としてまとまりました。
さきほど、家に届いたあのですが、1000ページをこえています。やるなぁ横須賀市。
僕は本当に一部に関わったのですが、こうして本になるととてもうれしいもです。

2010年3月18日木曜日

都市計画道路の見直し

都市計画道路とは、都市計画決定がなされた道路、と当たり前のような台詞だけども、
「都市計画決定がなされた」というのがとても重い。この道路は絶対通すぜ、線の上に
住宅があろうが、とにかく通すぜってイメージがある。

しかし、都市計画道路は計画沿線に、土地利用の制限がかかるため、40年とか未着手の
状態の住民に対して、今更中止とは言いにくい感がある。ヤンバダムみたいなものですね。
こういう道路が日本中にあるわけです。

第一、昔と違って今は道路をつくるのにお金がかかる。道路ができ、渋滞の解消や経済
活動の促進につながっても、費用対効果が薄れているのも事実。なかなか、道路整備を
大手をふれない時代になってきました。

さて、今回、ある自治体に都市マス策定とあわせて、都市計画道路の見直しを提案しました。
長期未着手道路が数キロにわたってある自治体でしたので、あえて変更、もしくは廃止
の場合を提案し、住民と一緒になった意思決定のあり方や、評価手法の考え方、将来交通量
とネットワークのあり方のケーススタディ等を提案させて頂きました。また、廃止の結論が
でた場合には、訴訟にまで至った他自治体へのヒアリング等を実施し、当該自治体での
住民対応について検討をするというオプションをつけました。

まぁ普通は、担当者は自分の代で廃止とか変更とかしたくないだろうから、上がどう読んで
くれるかかなぁと思っています。

2010年3月17日水曜日

M地区_まちづくりのための準備の準備の準備の準備

今日は、ある土地区画整理組合さんの所に伺っていました。
この組合では、あと数年で施行完了をむかえるため、組合解散後に地区の街づくり活動を
推進していく組織の立ち上げを準備しています。エリアマネジメントですね。

その準備を私たちが委託を受けているのです。
今日は、まちづくり組織をつくるための、住民による会議の、準備の集まりの、事前打ち合わせ、
という長い長い位置づけで、事務局と打ち合わせをしていきました。

まちづくり組織をつくるための、住民による会議の、準備の集まりですら、今年に入ってもう3回目。
あと、数回行った後に、ようやく、まちづくり組織をつくるための、住民による会議が発足します。

この間に、事務局との協議は、毎回2回以上。我ながら、懇切丁寧な仕事だと思います。
(もちろん委託費用に跳ね返ってはいくのですが。。。)
組合事業ですから、意思決定は理事会。一度、外に出したものは、もう元に戻りません。
慎重になるのも当然なのですが、計画で満足しないように毎回一歩ずつ、成果を出すことを大事にしています。

2010年3月14日日曜日

明日は『公民館のデザイン』の原稿〆切!

日本公民館学会より、『公民館のデザイン』が今年10月に上梓予定です。
私は「施設づくりの評価」の項を執筆しています。
明日は原稿〆切。。。今日は休日を使って最後のチェックをしています。

http://www1a.biglobe.ne.jp/kominkan/home.html

2010年3月13日土曜日

卒、2010

この時期、建築の学生達は卒業設計展でやっきになります。
今日はすみだリバーサイドで開催された卒、に来ています。
sotsuten.com




この展覧会は僕らが第一期。20大学で一生懸命やってる連中(たいがい浮いている)があつまったのがきっかけです

今でも関係は続き、今日は同窓会もあります。こういう関係が一番の財産かな。

2010年3月11日木曜日

浅草001 レストラン de サンバ!

友人たちと浅草でブラジル料理たべてました。バイキングで、ステーキも山のようにでて、生演奏。サンバも踊りました〜たのしかった〜





2010年3月2日火曜日

大潟村003_ジロロモーニ氏講演会

先だって、松橋拓郎氏の講演会の中で話題となったイタリアオーガニックのパイオニア、ジロロモーニ氏。
なんと、木曜に講演会!!!なんという偶然。おそるべし、ひきつけ力です。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
オーガニック1%の壁を破る法
~イタリアオーガニックのパイオニア、ジロロモーニ氏語る~
http://www.euofa.jp/learn/2010/01/post_2.shtml
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
全農地に占めるオーガニック農地の割合が約10%のオーガニック大国、イタリア。それに対し、日本のオーガニック農業は、まだ1%の壁に突き当たっています。
今回イタリアのオーガニック農業のパイオニアであり父である、ジロロモーニ氏の来日に際し、講演会を開催いたします。
第一部はオーガニック農業を通じて地域の再生を図ったジロロモーニ氏の足跡や、その最新情報についての講演。第二部では現在日本が直面している1%の壁をどう乗り
越えるべきか、氏と一緒に探っていきます。
皆様のご参加、心よりお待ちしております!

【第一部】
イタリア・オーガニックの父が語る「地域を活性させるオーガニック農業」
イタリア中部の中山間地イゾラ・デル・ピアーノに生まれ育ったジーノ・ジロローモーニは、戦後の経済復興の裏で衰退した故郷を復興させるために70年代オーガニッ
ク農業に挑み、地域の再生を図り、世界15カ国に輸出するまでに至ったグローカルな農業協同組合を育て上げました。それを牽引してきたイタリア有機農業の父、ジー
ノ・ジロロモーニにその足跡と最新情報を語っていただきます。
【第二部】
パネルディスカッション:オーガニック1%の壁を破る法
オーガニック農地の割合が全農地の約10%を占めるイタリア、そのオーガニック農業のパイオニア。日本が現在直面している1%の壁をイタリアではどのように突破し
て行ったのか。そして、日本でその壁を越える方法を探る。

<概要>
■日 時:2010年3月4日(木) 14:00~16:30
■会 場:コープビル会議室(ビル屋上に農林中金の看板が目印です)
東京都千代田区内神田1-1-12
≪交通≫地下鉄 大手町駅から徒歩約5分、丸の内線(A1出口)、千代田線(C1出口)、東西線(B1出口)。JR 神田駅西口から徒歩約8分、東京駅からタクシー5分
■講 師:ジーノ・ジロロモーニ、蔦谷栄一(農林中金総合研究所特別理事)、田村安(NPOオーガニック協会代表理事)ほか
■参加費:無料
■申 込:下記イベント詳細ページ申込フォームより
http://www.euofa.jp/learn/2010/01/post_2.shtml
■主 催:NPO法人オーガニック協会(EUOFA)
■協 力:株式会社 創健社

2010年2月28日日曜日

台場004_日本SF大賞新人賞

第11回日本SF新人賞
山口優『シンギュラリティ・コンクェスト』

http://www.sfwj.or.jp/sinjin.html

って東京国際交流館の友達だということが分かった!

びっくり!でもうれしい。

シンギュラリティはコンピューターの知能が人間を超える
コンクェストは征服

こわっ! でもちょっと読んでみたいかも。

大潟村002_農業と資本主義と結婚

先ほど、大学卒業後に就農される松橋さんの講演について書かせていただきました。
http://area-management.blogspot.com/2010/02/blog-post_26.html

飲み会の席で話した話は2つ。本当の資本主義と結婚。

1)本当の資本主義
たぶんですが、マネーゲームは本来の姿ではないと感じます。資本主義って「信頼」が
すべてかなと。この人物、事業を信頼できると感じたら、ちょっとやそっとで投資を回収
しないことが大事なのかと思います。

もしかすると、松橋さんがつくるお米は2、3年おいしくないかもしれない。でお僕は、
毎年5kg買って、感想を述べたりして、松橋さんがおいしいお米をつくれるようになるまで
期待して待っている。で、10年くらいして、松橋さんのお米が本当においしくなったら、
家族で「昔と違うね」とか、「我慢してよかったね(笑)」なんて言い合いながら、食事を
する。夏には子どもたちをつれて、田んぼに入れさせてもらおうかなんて計画をしたりする。

生産者と消費者が幸せになるお金の使い方こそが、本当の資本主義かと思います。


2)結婚
松橋さんの講演の中で、早稲田大学の遊佐敏彦先生が持続性や継続性について質問をしていました。
日本の場合、一番の課題は「結婚」だと思う。僕の会社の同僚には、農家の旦那と結婚したいという
方もいますが、極めてまれ。というか、その人以外に今までの人生でそういう女性にあったことが
ありません。東京が好きすぎて、東京駅の近くにアパートを借りている友人もいます。

松橋さんに彼女がいるのか聞き忘れたけども、例え東京に彼女を残してでも、行ってほしい。
できれば彼女は待ってやっていてほしい。

遊佐さんの研究室 http://www.goto.arch.waseda.ac.jp/

2010年2月27日土曜日

台場003_留学生達の思い出の場所を護る

私は修士の時に2年間、お台場にある東京国際交流館に居住していました。

ここは東京周辺の大学院に通う、留学生と日本人学生とが共同生活をしながら、
他国の文化を知り、研究の交流をする場所です。ここに居住していた人たちは、
将来に各国の要人、企業のリーダー、地域のマネージャーになる可能性が高く、
若い頃に知り合っておく、熱い議論を交わしておく、恋愛なんかもしておく(笑)
というのが、将来に日本の国益になるだろうというコンセプトです。

僕はここで大人になったと思います。見聞は莫大に広まり、人付き合いの作法や
国際交流のマナーなどもすべてここで学びました。
ただ、個人的なつながりは退寮後も続いて緒、パブリックなOB/OG会は継続
できませんでした。これまでも3回程度挫折しています。

一昨年度より、OB/OGが中心となり、TIEC ALUMNIの設立に尽力をしてきました。

http://tiecalumni.net/

そして、今日はついに一周年記念の総会を開催!その様子を世界に動画中継しながら、
無事に閉会いたしました。




来週には、farewellとwelcome backをコンセプトにした、Love Our Homeという
イベントに、TIEC ALUMNIとして出店します。

http://www2.jasso.go.jp/tiec/loveourhome2010.html

留学生たちにとっても、私たちにとっても、ここは思い出の場所。いつかまた集えるよう、
日本に居るものとしてきちんと護っていくつもりです。

2010年2月26日金曜日

メモ_松橋拓郎氏講演会

第8回カブキのカオリ
講 師:松橋拓郎氏(早大4年)
日 時:2010年2月26日(金)午後7時〜
場 所:早稲田大学理工学部
参加者:11名
主 催:カブキのカオリ



大潟村001_農業の現場に飛び込む大学生の話を聴く

第8回カブキのカオリでは、卒業後に北海道で就農する早稲田大学4年生の松橋拓郎氏に
お話を伺いました!松橋さんは秋田県大潟村出身で、この夏には有機農業の神様ジーノ・
ジロロモーニ氏(イタリア)のもとで、農業研修を受けたとのことでした。

今回、私はなぜ、農学部でもない大学生が就農するのか。その決心がついたのか、が最も
知りたいことでした。実は私の母方の祖父は農業の研究者でした。私は大学選びの際に、農学部も
考え手のですが、祖父が農業に先がないからと大反対。結局、父と同じ、建築の道を歩みました。
そういう中で、農業のことを意図的に忘れて生きていたのですが、最近のブームのせいか、
自分があの時、農業を選択していたら、どうなっていたのだろうと思うことがあります。

松橋さんは、農業者と同時に哲学者である、そういう人物です。私の恩師である黒沢隆先生は
自身のことを「建築家である前に知識人でありたい」とおっしゃっていましたが、そういう
タイプの人間で、非常に生き方として共感をもてる方でした。

Think globaly, Act locally

皆さんもご存知のフレーズだと思います。ただ、自分が明日から農民になる、といった時に、
永遠に続くような毎日、いったいなぜ世界とつながっているのか、誰が自分の存在を認めて
くれるのか、という不安がよぎります。少なくとも僕には。

松橋さんは悩みの中で、一つの答えを見いだされました。それは21世紀の戦争と言われる
食料戦争、水戦争を防ぐ役目を担うということだそうです。ここまで大きな話と自分の仕事とを
結びつけられて思考されることに、尊敬をしてしまいました。

食料は代替不能品です。現在、各国、各企業は植民地時代と同じく、LAND RASH、農地や水源の
買収をはかっています。確実に日本は遅れをとっている中で、自国産品を増やす試みは不可欠です。
Community Served Agricultureといって、消費者が生産者とともにリスクを負いながら、農業を
生産、購入する仕組みは日本でも広まりつつ有ります。私はそれを消費者が生産者へのボランティア
ベースで行っているものと思っていました。しかし、松橋さんは、それを「そこまでしないと食物が
得られない時代になった」と捉えられていました。

この論理ならば、若者が農業に就くには十分な理由だと、僕には思いました。


松橋さんのブログ
http://ameblo.jp/takuro5296/

カブキのカオリ
http://blog.kabukinokaori.com/

2010年2月22日月曜日

平成21年度エリアマネジメント成果報告会

1.概要
・国交省土地・水資源局が平成19年度より推進するエリアマネジメント推進調査の3年目の報告会。
・今年度のテーマは、組織づくりと資金づくりについてのモデル構築
・座長:小林重敬先生(東京都市大学)
・コンサル:市浦ハウジング&プランニング
・参加者 150名程度
・プログラム
第1部 事例発表 6題発表
第2部 意見交換会

2.事例発表(第1部)
1)ひらかわマイバスの会
・360世帯の集落
・行政に頼らず、自分たちの地域でバス路線を考えることが一番大事。
2)盛岡まち並み研究会
・当初は、事務局(行政機関)に住民が頼りきりであったが、3年目より主体性が出始めた。
3)戸塚宿まちづくり拠点づくり
・事務局長が住職のため、哲学的にまちづくりを語る。
・住宅と仕事場以外のサードプレイス(cafe)をつくる
・地域の中に昔からの茶堂といって、旅人にお茶を出す公共空間があった。これを復活させる。
・競争ではなく、文化性の高さをビジネスにする。花見で宴会ではなく、桜や川を愛するという文化を発信する。
4)えんま通り復興まちづくり
・新工大(田口研)、早大(佐藤研)、アルセットががっぷり入る
・共同建替え事例あり
5)敦賀商工会
・UR
6)明野・パークプレイス街づくり協議会
・ディベロッパーによる宅地販売のためのエリアマネジメント
・2地域のエリアマネジメント組織の連携(公共施設の管理等、民間参入のビジネス規模となっていく)

3.意見交換会(第2部)
1)エリアマネジメントの定義
・行政ができないことを民間が行う
・行政は対象地区内を均一に事業することが前提
・特定地区の特性を活かしたまちづくりを行うには、民間が主体的に行う。
2)きっかけは3種類
・課題解決型(地域の課題をみんなで協力して解決する)
・地域資源活用型(地域の資源を活かしてまちづくりをしたい)
・新規価値創造型(省CO2をめざす都市をつくりたい)
3)組織づくり
・交響(様々な関心、様々な団体が響きあう)
・持続的な活動には2つの性格の組織の協力が必要。
  ア)具体的な活動をまとめて仕組む責任ある組織
  イ)テーマに響く人に幅広く参加してもらう組織
・一地域に一団体というのが、一番危ない。様々な組織が生まれてきて、ときどきに応じて関係性を持つことが望ましい。(重層化)
4)資金確保
・薄く広く資金確保を行うことが必要
・よって、「イ)テーマに響く人に幅広く参加してもらう組織」は重要。まちづくり活動費用や町会費等。最低限の活動のためには、老人から赤子まで一人当たり100円/年(4人世帯ならば400円/年)が閫値。また、地区内でのカード決済に際して、1%の手数料をカード会社より徴収する手法もある(丸の内エリマネの事例)
・本格的事業を行うには、2種類のお金の儲け方がある。
  ウ)志ある資金・・・海外ならばBID等。日本では丸亀商店街のような市民ファンド(年利6%程度で償還をしていく)。これならば、リスクを伴わないお金として動かすことができる。また、日本版BIDとしては、新橋のイタリア街がある。これは東京都都市ビジョンに定められた日本版BIDの活用事例第1号。
  エ)民間ビジネスの参入・・・人とカネとを外部から持ってこさせる。地域の拠点ならば広告収入等。エリアマネジメント広告推進委員会等を参照。

2010年2月1日月曜日

四国_こんなにまちづくり活動をやっています!

四国でこんなにまちづくり活動をやってるんだー。
本当に知らなかった。。。

・四国ワールドカフェ(開催地、徳島県神山町のサイト)
http://www.in-kamiyama.jp/diary/6797/

・四国ワールドカフェ(四国経済産業省のサイト)
http://www.shikoku.meti.go.jp/soshiki/skh_a3/3_event/091215/091215.html

・四国を愛する人のネットワーク「HIP」
http://www.hipj.net/

・若い人のNWづくりと活動体
http://www.relation-style.com/

香川県在住のPONさんに、情報提供を頂きました!本当にありがとうございます。
(PONさんのブログ)
http://blog.livedoor.jp/kyab5938/


18歳で東京に出ましたので、四国のこうした情報を教えてくれる人間関係を
つくれていませんでした。

神山のワールドカフェの写真をみて、うわ、神山でここまでやってるんだ。
すごいなぁ。なんで僕はここにいないんだろうなんて、色々な感情がわき出してきました。

たぶん、Uターンする人の気持ちって、こういう時に動かされるんだろうなと初めて実感をしました。

2010年1月31日日曜日

桑名004_美し国おこしの意義について

三重県では、6年間にわたって、「美し国おこし」というハード整備ではなく、地域住民のつながりと
文化力とで、まちづくりをしようというかなり壮大な社会実験が行われています!!! 
なんと6年間にわたり続きます。
http://www.pref.mie.jp/UMASHI/HP/

1年目は、先ほどブログに書いたワールドカフェ(http://area-management.blogspot.com/2010/01/002_31.html)や、
座談会を通じて人々のつながりの発生を大事にし、2年目からは、こうした活動の支援を三重県
が行っていくようです。これが6年間続くのですから、一体、三重県はどうなるのでしょう!

6年間、失速することなく走り続けたら。地域の人たちが、つながって、みんながまちづくりを一生懸命に
行う県になったら。どんな問題でも解決できてしまうんじゃないか、って夢をみてしまいます。
今年、高校生だった子たちが、大学は県外(名古屋等)に出ても、もしかすると三重に戻ってくるのでは
ないか。ぜひ、6年後、10年後、20年後と定点観測を続けて頂きたい、壮大な実験だと思います。

実は、私は初め、なぜ、この事業を県がやっているのかわかりませんでした。市町村、またはNPOレベルでも類似の活動が
あるのではないかと感じていたからです。でも、ワールドカフェに参加して、全く考え方が変わりました。

1)市町村やNPOでは県域レベルですみずみまでの活動はできないですね。しかも6年間ですし。
2)県がガツッと動いたってことに意味があります。市町村も企業も自治会もしぶしぶ参加してくれるようになります。
  でも、それが面白ければ主体的に参加してくれるようになります。
3)県の事業なら、将来にわたって定点観測が可能です。これは日本のまちづくり史に残る大事業だと思うので、記録、
  研究が必要だと思います。

今後も、「美し国おこし」に着目です!!!

桑名003_ワールドカフェに参加しました!

三重県の肝いりで進められている「美し国おこし 三重」
ハード整備ではなく、地域住民のつながりと文化力とで、まちづくりをしようという
かなり壮大な社会実験!!!なんと6年間にわたり続きます。
http://www.pref.mie.jp/UMASHI/HP/

今年は一年目で、スタート期間と位置づけられており、300回の座談会と、各地域で
ワールドカフェが開催されます。
私は、北勢地方(桑名市等)で開催されたワールドカフェに参加してきました。
当日は、150名程度の高校生、商人、サラリーマン、NPO法人が参加し、ワールドカフェを
行いました。ほとんどの方が互いに初対面か、少し顔を知っているといった感じでした。




ワールドカフェとは、カフェのようなゆったりした雰囲気の中で、個人の課題を正直に
話し、その解決方法をみんなで考えよう、自分に出来ることはないかを考えようという
ワークショップの方法です。

初めてあった人同士が、互いの事を話して、無理矢理結びつけるといつの間にかストーリー
ができちゃうという方法論です。例えば、私が担当をさせていただいたテーブルでは、
1)住宅地のタケノコ被害を防ぐ活動をしている30代の男性A
2)放送部で取材ネタを探している女子高生B
3)毎日同じ繰り返しの毎日で退屈をしている女子高生C
といった人たちが、

●Aさんの活動をCさんは手伝って生活に新しい風を吹かせる。それをBさんが記事にすることで、
Aさんの活動がますます広がっていく。

という物語が生まれました。

また、違う高校同士のボランティア部の生徒達が、ハイチの地震の共同募金を一緒に行うといった、
すごくすてきなストーリーも生まれました!

類似する手法としては、社会教育学における公民館の役割が似ているかと思います。
公民館の学習とは、地域課題の解決方法を学ぶことなのですが、では地域課題って何なのでしょう。
そう、地域課題とは、個人一人一人が抱えている課題のことです。自分だけが課題を抱えているのでは
なく、話してみると、私もそう、私もなの、ってことになって、地域課題の構造が見えるようになって
きます。こうした学習が、公民館では60年以上にわたって研究されてきました。

ただ、こうした公民館の学習については、あまり知られていないのが現状だと思います。
また教育学の一部で、かつ行政機関のため、メディア等に取り上げられることもなかったと思います。
ワールドカフェのように、現代に合わせた表現方法が必要なのだと思います。

ワールドカフェの詳細については、株式会社ヒューマンバリューのホームページを参照下さい。
http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/